君にとって今が夢ならば 叶うように願いを込めて 手を取って願う誰も傷まぬ そんな世界がいいんだ 風になぞり振られた手の先で 項垂れ咲いた対の花 「加害者ね」「いえ被害者ね」 評論家 気取りの石頭 掴みそこねた導火線だらけの 花束に火を付けた 「これでいいの?」 「これでいいの」 君が見てた夢を見るの たとえ目が覚めて忘れたとしても いつか また思い出せるまで そこに在るべき光景 虹が染め上げた 個の創生 神秘の隅で 手に取って願う誰も傷まぬ 自由でいればいいんだ 歪な形の積み木を 自分の手で削って整えるの 一つだけ、もう一つだけ どこまでも届け と重ねるの たとえ揶揄される 言の葉を見ても いつか目に物 見せてあげる ここに在るべき光景 幾度積み上げた 二度とない奇跡の時を 手を取って願う誰も傷まぬ そんな世界がいいんだ 意味がないとか わからないとか 憂き世離れ一人 足掻いてた 駆ける火の先の出会いが 色褪せぬように 君にこの夢を託すから 私にも夢を預けて? 徒然ならぬ今を往くんだ 誓う叶えるまで 浮世離れしたこの生を 最後まで進みぬくから 軌跡を残して語り継ぐんだ 次の世界まで この光景こそが積み上げた 奇跡の連続だから 手を取って願う誰も傷まぬ そんな世界がいいんだ 進め この先へ