碧い森の奥 枯れた噴水 蔦の絡みついたアーチをくぐる 真の問いかけは 言葉にならず ただ嘘を混ぜぬように歩く 古い城の中 開く書簡の 描かれた1枚に目を留める ここに在る物は 全部嘘なんだ 君に伝える日はもう近くまで 君がくれた言葉 僕が手渡す想い 千から一を選ぶような 胸の内に留めてしまえよ この痛みもいつか消えてしまうなら せめて“君“という傷跡を遺してよ 音楽の為に捨てたあの日に見た 哀しいほどに幸せな夢 100年に勝る一瞬を 登る螺旋階段 街を見下ろす 夕焼けの紅が眩しすぎて 秘めた後悔(リグレット) 焦がしてしまいたい 君の願い 受け止められない僕も 君が紡ぐ歌 私だけが知る旋律(メロディー) 淡い月光(つきあかり)のような 永遠に歌い続けて行きたいの この結末が運命というなら 私が“私“で在る意味を教えてよ 音楽を手放したあの日に見た 哀しいほどに幸せな夢 100年に勝る一瞬を 宝石みたいな 満月が輝く この美しい夢が終わっても この旅路の最後に残るものが 君の孤独を満たしてくれますように 綴った歌は褪せない 置き土産(メッセージ) いつかその心に届くように この痛みもいつか消えてしまうなら せめて“君“という傷跡を遺してよ 音楽の為に捨てたあの日に見た 哀しいほどに幸せな夢 100年に勝る一瞬を