淡く映った後ろ姿 真っ白な雲の衣裳を纏ってた 振り返る君は笑っていて だけど不思議と僕は泣いていた 水彩の中で踊る君が綺麗でした このまま君を 攫ってしまえたならよかったのに 気がつくと君はとなりにいて 嬉しそうに遠くを眺めてた 僕はなんだか怖くなって 咄嗟に君の手を握ったんだ 何処までも続く螺旋を君は 裸足のまま 行方は誰にも 分かることはないのでしょう 過去をなぞって生きる今を食べ 残してた 水彩の花はヒトリシズカ 君に見えた この腕の中で眠る君が愛しかった このまま君を攫ってしまえたなら 良かったのに